
出版社:文芸社 著者:大野靖志 定価:1,680円

●プロローグ― 言霊によって現実を変える具体的な方法を初公開 ― どうして日本語は美しいのか? ― 言霊(ことだま)は「単なる迷信」ではない ― 西洋的価値観は私たちを幸せにしたか ― 日本― 新しい文明のパラダイムを提示しうる国 ― いにしえの叡智を今に伝える言霊学と伯家神道 ― 階層性と統合性によって知識を整理する ― 本書の使命とその方法論
伯家神道の秘儀継承者・七沢賢治が明かす神話と最先端科学の世界
当サイトでは、出版社の文芸社様にご協力頂き、『言霊はこうして実現する』を全文掲載しております。
言霊について深く理解するために、是非お役立て下さい。
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七沢賢治が継承する伯家神道の教えを学びたい方は、【一般社団法人白川学館】の講座案内をご覧ください。
最新の研究成果は【株式会社七沢研究所】をご覧ください。
一般社団法人白川学館設立のご案内
本書の出版に先駆け、2010年6月2日に白川学館が一般社団法人として認可されました。参考までに概要を以下掲載します。
白川学館設立のご挨拶
いにしえより行われた宮中のまつりごとは、平安中期より幕末までのおよそ八〇〇年、白川伯王家によって執り行われました。その時代、天皇は、祝(はふり)殿という道場で、「おみち」と呼ばれる?拝作法の行を修めました。そして、幕末の動乱の最中、白川伯王家の最後の学頭である高濱清七郎は、孝明天皇の命を受けて下野し、この「おみち」を後世に守り伝えました。
いよいよ混迷していく世相の中、本来のまつりごとを取り戻して、調和のある社会を実現するために、神祇文化を再興し、世界の安寧と調和を願うすべての人に、「おみち」の修行の場として解放し、?拝作法を普及し、後世に伝えることを目的として、ここに、一般社団法人白川学館を設立いたします。
白川学館設立趣旨
一、白川家の由緒
白川学館の名は、江戸期に遡る。京都の公家・白川家に設けられた、神祇文化継承のための研修機関である。しかし、明治維新時の混乱のもと、解体を余儀無くされた。これは同時に、当家の文化自体の散逸と衰退を意味した。
因みに、家系としては、昭和期に、白川資長公の代で絶えている。
白川家は、神祇伯(神祇官の長)の世襲家系であった。平安期に、花山天皇の皇孫・延信王の神祇伯就任(一〇四六年)に始まるとされる。以来、幕末まで、悠々八百年以上にわたり、天皇、皇族、摂関家への神拝作法の伝授、その他、日本の中枢的な神祇文化を継承してきた家系である。
二、設立意志
我々は、明治維新後百数十年にわたる、日本の中枢文化体制の断絶を深く憂慮する。よって、ここに白川学館の今日的な意を体した再興を意志する。
三、事業目標の基軸
(一)白川家の旧神祇文化の顕彰。
(二)右旧文化の意を汲んだ、創造的新日本文化の追究と発信。
(三)二十一世紀的な、高等国策文化の追究。
四、三基軸の補説
(一)・維新後の伝統体制の断絶ゆえ、今日までの多くの事柄が手付かずである。基礎作業として、同家残存資料の確認、調査、収集、整理、および研究、発信(出版、他)などを要す。
なお、関連史蹟(墓地なども含む)の調査、整備、記録化なども要す。
・旧神祇文化の儀礼や作法などの実修講座なども設置したい。
(二)・白川家の神祇文化は、元来国政に関与していた。ゆえに、統合性、全体性、応用性に特色がある。このことから、伝統の意を汲んだ、今日的な新日本文化の創造も望み得よう。
特に、今日大いに求められている、日本人の倫理、精神、生活面での基軸の確立などに有力である。即ち、青少年教育や修養などに、大いに力を発揮し得る。
・ともあれ、白川家文化は、旧時代の支配層が担った伝統知である。これは否めぬ。しかし、我々は、改めてこれらを、今後の日本を導く「民の知」として、再編成してゆきたい。今日、時代の推進力は、民に託されているからである。
(三)・神祇官文化は、旧律令・王朝国家体制下に、国策に関わっていた。この方面は、近代以降、大幅に失われた。しかし、旧国策知文化には、学び得る面も多い。
・今日、大陸・半島情勢に不安定要素は多い。こうした状況下、改めて旧時代の国策知に学んだ、創造的かつ発展的な国策知・文化が追究されても良いだろう。それは同時に、今後の日本における、世界文明の推進知の提唱とも関わるであろう。
右の趣旨のもと、我々は、この文化活動組織の設立を願う。
各界諸賢の御理解と御参画を願うものである。
以 上